「愛奏の家」つくる会では、維持管理委員会を設置し、
地域型住宅の信頼性の確保・向上に努めています。
維持管理委員会は定期点検マニュアルを作成し、
定期点検の実施、記録等維持管理に係る事項について管理を行います。
請負者は、建物完成後に維持管理委員会が策定した内容について、
施工状況報告書を維持管理委員会へ登録します。
維持管理委員会は、登録をもとに適正に定期点検が行われているか確認します。
請負者は、建物完成後30年間の維持管理計画書を作成し、
1年、3年、5年、10年、以降5年ごとに定期点検を実施します。
また地震等の災害時には臨時点検を実施します。
請負者は、長期維持管理計画書を策定し建物の引渡し時に
長期維持管理計画書に従い、建築主に内容説明を行います。
長期維持管理計画書は、説明の事前に維持管理委員会へ登録、
確認を得るものとします。
定期点検は、原則として、下記の書式に沿って行います。
(1) 長期維持管理計画書
(2) 点検のためのガイドライン
(3) 劣化などの判定基準
(4) 点検記録シート
請負者は定期点検の結果、修繕等の必要が生じた場合は、
無償もしくは見積書等を提示し、建築主の承諾を得て有償で修繕を行い、
その内容を建築主及び維持管理委員会に報告するとともに、
これらの内容を第3者機関の住宅履歴システムに登録します。
維持管理委員会は、報告のあった修繕内容について技術的起因による問題が
あった場合、その内容を技術委員会に報告します。
技術委員会は、内容について精査し、重要な事項等を会員に通知します。
請負者は、建築主が履歴の閲覧ができるよう、
施工情報、定期点検、修繕等の履歴情報を、
維持管理委員会が認めた第3者機関の住宅履歴システムに登録します。
請負者は点検、修繕等で履歴情報の更新があった場合は、
すみやかに維持管理委員会へ報告します。
維持管理委員会は、報告内容を確認のうえ建築主へ点検等内容について
適正であった旨を報告します。